睡眠障害　子供　病院

子供は成長や発達が著しい反面、障害を受けやすく成長も未発達です。
子供にとって睡眠はきわめて重要で、心と体の健全な成長には、良質な睡眠をとることが大切です。
それらが妨げられる、小児の睡眠障害には様々な要因が存在します。
小児のいびきは、小児睡眠無呼吸症候群という病気の場合もあります。重症になると深い睡眠が取れないため、成長ホルモンの分泌が影響を受けるため脳や身体発育の遅延が起こるとも言われています。

小児睡眠無呼吸症候群の原因は、代表的なものとしてアデノイド（咽頭扁桃）、口蓋扁桃肥大によって空気の通りが狭くなり、無呼吸状態が繰り返し起きます。
乳幼児期に小児睡眠無呼吸症候群の症状があるようでしたら、小児科医と相談し耳鼻咽喉科で適切な治療を行うことも必要です。
上記の症状以外でも、寝つきが悪く、夜中に何度も起きてしまう。夢遊病や、無意識のうちに叫びだす夜驚症などの症状がある場合は、早期に適切な治療をすることが必要です。
これらの症状と発達障害が大きく関わっているとも言われています。睡眠を見直し、質の良い睡眠を取ることで、発達障害の予防や改善につながります。
少しでも、睡眠に障害がある場合は、睡眠障害専門の医療施設や小児科でも小児神経専門医が居られる病院に相談されることがベストですが、まずはかかりつけの小児科の先生と相談してみましょう。
自分で症状を訴えることが少ない子供さんの場合、親が注意深く観察し早期に適切な対応をしてあげることが大切です。