睡眠障害の治療にかかる期間
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睡眠障害は、眠れない期間が長く続くと治療にも期間を要します。
治療については、一般的には薬物療法、精神療法、認知行動療法、睡眠に関する教育指導などを行っていきます。
治療期間に関しては、不眠の度合いにより3つに分類されます。
一過性不眠症
一過性のストレス(不安、痛み、時差ぼけ等)などで起きることがあります。
ストレスの原因を無くすなど、持続は数時間から数日間の場合が多く、睡眠薬等の薬物を用いる必要がある場合は、短時間作用するような薬物を用い、数日間の服用で症状を緩和することが出来ます。
短期不眠症
仕事や家庭、あるいは病気などのストレスが原因で起こる、比較的長期間の不眠が続く場合の状態です。
時間とともに解決される場合もありますが、うつ病などの精神疾患へ移行していく場合もあるため注意が必要になってきます。
こちらの方も、一過性不眠と同様に睡眠薬を使用し、比較的すぐに治ることがあります。
長期不眠症
一ヶ月以上続く不眠の場合はこちらに分類され、治療に関しても長期間を要する場合があります。
主に、精神疾患や神経性不眠など精神的な理由で起こるものや、身体の障害で起こる不眠症です。
長期不眠症になってしまうと、睡眠薬などによる治療も長期間になり、心理的にも肉体的にも負担が大きくなってきます。
出来れば、一過性不眠症や短期不眠症の段階で治療することがベストです。
不眠は、ただ眠れないというだけでなく心身に悪影響を及ぼし、思わぬ事故を招いたりする場合もありますので、不眠が長期化する前に早めに専門医に相談することをお勧めします。
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