自閉症 睡眠障害 幼児

幼児の自閉症と睡眠障害について

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幼児期に起こる自閉症などの発達障害の原因となる、脳の機能障害は生来のものであるが、それを発症いたるまでの原因の一つとして、睡眠不足や睡眠の質が悪いことが関係している可能性もあります。
発育・発達の成長著しい時期、特に乳幼児期の睡眠異常に伴う睡眠欠乏は、何となく大人しい、キーキーと奇声を発する、言葉の発達が遅れるなどの影響が現れたりすることがあります。脳の発育・発達が著しく抑制されることがあり重症になると運動発達やコミュニケーションに問題が現れ「自閉症」的な症状が出現します(自閉症と診断されることがあります)。
だいたい、1歳〜1歳6ヵ月を過ぎた乳幼児期に以下のような症状が見られるときは睡眠に問題がある可能性があります。

夜間睡眠中にしばしば目を覚ます(3回以上)
一度目を覚ますと1時間ほども起きている
トータルの睡眠時間が9時間より短い
日中の機嫌が悪くよく泣いている
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乳幼児期の睡眠障害は、保護者である母親(あるいは父親)の睡眠障害に繋がるため、母親が眠れず疲れ果ててしまうことがあり、夫婦中の悪化、母親のうつ症状、幼児被虐に繋がることがあります。
また乳幼児期の睡眠障害は後に注意欠如多動性障害(ADHD)、自閉傾向の背景となることと共に睡眠異常が青年期まで影響してくることもありますので、早い段階での治療が重要と考えられています。
また、保護者の生活リズムが子どもの睡眠問題を作り出している可能性もなくはありません。夜遅く帰ったお父さんがむやみに子どもを起こして風呂に入れたり、遊んだりしてはかえって子どもの成長を妨げることに繋がってしまいます。
また夜中にコンビニなどの明るい場所へ子ども連れていき、買い物に行くことも悪影響を及ぼします。
夜中に子ども連れで居酒屋で飲んでいるなどは論外です。
あまり気にしていない若い保護者も多いようですが、子どもの脳の発育・発達には重要な影響を持っています。
夜更かしの子どもの脳発育・発達問題として、大人しい、言葉の発達が遅れる等の自閉症と思われるような問題、コミュニケーションの問題がある注意欠如多動性障害や学習障害と診断されることが多い。

なかなか入眠できない
睡眠中何度も目が覚めて、睡眠がまとまらない
いちど目が覚めると、1時間以上起きている
睡眠時間が9時間以下
不機嫌でないてばかりいる
母親が疲れはてている
アトピーなどアレルギー疾患がある

上記のような状態であれば、睡眠障害を疑うことも必要である。

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