自閉症　睡眠障害　対策

自閉症を持っている子供に良く見られる睡眠障害ですが、睡眠障害にも個人差があり、外部からの刺激に敏感な自閉症のお子さんは、寝床に入っても落ち着かず、ちょっとした音や光に反応して目が覚めてしまいます。
その逆で、社会的合図を読み取ることが苦手で、時間や周囲の流れの中に自分自身を位置づけることが出来ず、今が寝る時間なのかどうかという理解が難しくなります。

中には、ご両親の生活リズムが子供の睡眠問題を作り出してる場合もあります。
夜遅く帰宅したお父さんがむやみに子供を起こしたり、遊んだり、いつもお父さんがお風呂に入れるので、遅くなっても入れるという方もいらっしゃるかもしれませんが、かえってお子さんの成長を妨げる要因に繋がってしまう場合があります。
夜中に、明るいコンビニや騒がしい飲み屋などに連れて行くなどは、もっての外です。
若い、お父さんお母さんでそのようなことを気にされない方もいらっしゃいますが、脳の発育や発達には多大な影響を与えてしまいます。
子供たちの脳を育む睡眠のために、以下の環境を作り出してあげてください。

毎日同じ時間にベッドに寝かせる

決まった日課や順番を作り、今から寝るということの理解を助けて上げます。
寝る前に、子供が落ち着く音楽や本を読んであげるのも効果的でしょう。

日中に十分体を動かしてあげて、お昼寝も多くとらないようにします

寝る１時間前からテレビやゲームなどの興奮を与える刺激をなくすようにする。

自閉症児の睡眠障害は、病院で治療を行うだけでなく、ご家庭で気をつけていけば改善することもありますので、寝付きやすい環境作りも行ってあげてください。