自閉症 睡眠障害 薬

自閉症の人がかかりやすい睡眠障害は薬で治療?

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自閉症の子で寝つきが極端に悪かったら、睡眠障害の一種・不眠症の合併が考えられます。

 

不眠は本人だけでなく、自閉症の子の育児をしている家族の健康も害してしまいますので、できるだけ早い対処が必要です。

 

睡眠障害を発症してしまうと薬物による治療が主に行われますが、一般的に不眠治療薬は睡眠薬と言われており、一度飲んだら一生、飲み続けなければならない薬、少量から飲み始め、量を増やさないと効かなくなる薬等マイナスなイメージが強く、抵抗のある方も多いと思われます。

 

確かに、不眠治療薬の中には作用の強いお薬もあります。また、人によっては、お薬を増やして治療することもありますが、それが一生続くというわけではありません。不眠による治療は、患者さんの理解と不安の解消を図ることが重要です。

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不眠症(睡眠障害)で主流の薬

 

現在、多く使われているのは、ベンゾジアゼピン系のお薬と非ベンゾジアゼピン系のお薬です。どちらも、安全性の高いお薬ですがベンゾジアゼピン系は従来の薬であり、副作用にふらつき等の症状があり、転倒のリスクの高まる高齢者には非ベンゾジアゼピン系の薬が使われるようになりました。これは、ベンゾジアゼピン系の薬をより安全に改良したものであり、多くの方に処方されています。また、不眠症の軽度の方に用いられるのは、直接的に睡眠に導く薬ではなく、脳の神経に働きかけて睡眠を誘発するメラトニン受容体作動薬というのも使われています。
メラトニンはもともと1958年に発見されたホルモンの名前であり、体内時計の25時間を地球の1日24時間の周期に調節する作用を持っています。

 

時差ボケ、老化防止、月経前の症状を和らげる、精神疾患の予防、感染症予防などさまざまな効果があるため、「奇跡のホルモン」と呼ばれていますが、年齢を重ねるごとに分泌量が減ってしまうという特徴もあります

 

不眠治療薬は市販でも販売されていおりますが、薬の種類によっても強さや作用する時間も違ってきます。また、体質や体調によっても副作用が起きることがあるので、医師の診断のもと、ご自分の身体にあった薬を使い、安全に治療することが大切です。服薬されるお薬について理解を含め、上手に付き合うことが大切です。

 

適切な不眠治療薬は、自然な眠りを誘う作用もあるので、自閉症で不眠症を合併している人にも効果が期待できます。

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